俺とお前とシベリア超特急

気が付くとシベリア超特急に乗っていた。

「おいおい、寒いな。なんだここ…。なんで俺ここにいる?」

自分の置かれた状況が掴めなかったが、とにかくここはシベリア超特急の車内だ。
シベリア超特急と言えば水野晴郎、水野晴郎といえばシベリア超特急

ただ、いつ現れるか、何をしでかすか全く分らないMIKE MIZUNOの存在に猛烈な恐怖を感じた。

周りを警戒していると、となりの車両がやけに騒がしい事に気付く。
とにかく状況を把握するため、ドアを開けて入ってみることにした。

すると、その車両はセーラー服を着たピチピチの女子高生で席が埋まっているではないか。
ウッホ!シベリア万歳!!シベリアって本当にイイもんですね~♪

そんな喜びもつかの間、女子高生の中から防寒着を着込み猟銃らしきものを肩に担いだ小倉智昭が現れた。

彼はおもむろに俺に近づくと、グッと右腕を掴んで引き寄せ「おい。狩りに行くぞ…。」と耳元で囁いた。
そして、なぜかおにぎりを二個くれた。

「え…!?狩り?おにぎり?」

おにぎりに気を取られている間に、いつのまにか小倉智昭は姿を消していた。
狩りに行くって…。
列車はもの凄いスピードで走ってるんですけど…。

状況を把握するどころかますます事態は悪化していっているように思え、不安に包まれていく。

先程渡されたおにぎりはやけに軽く、パサパサした感触の米だった。
恐らく、長期保存するために乾燥させているのだろうとその時は思った。
昔、忍者は一度炊いた米を乾燥させ、いざという時のための保存食にしていたと聞いた事がある。
たぶんそういった類の処理がこのおにぎりにも施されているのだろう。
通常はその乾燥米を水に浸してある程度柔らかい状態にして食べると聞いたような気がするのだが、記憶は定かではない。
腹が減っている事に気付いた俺はそのまま食べることにした。

おにぎりには当然のように具など入っておらず、ただ白い固形物が喉に詰まりながら腹に入っていくだけだった。
なんとか1個目のおにぎりを平らげ、2個目にかじりついた時に胃に何かこみ上げてくるものを感じ、口を止めた。

「あれ…。なんだろ…気持ち悪い。えっ?ちょっと待って…。これよく見たらおにぎりじゃなくてただの三角形の形した発泡スチロールじゃね?」

あの野郎…なんてもの食わせてくれたんだ。
うぇ、マジ気持ちわりぃ…(´ж`;)ゥ・・ゥップ・・

あまりの不快感に耐えきれず、今日も夢から醒めるのであった。
起きた後も胃がムカムカして気持ち悪かった。

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