タマ潰し

仕事が終わりと、普段は徒歩で池袋駅に向かうのですが、今日は既に午前0時25分をまわっていることもあり、このままでは東武東上線の終電に乗り損ねるハメに…。
仕方なくタクシーをワンメーター消費して、なんとか無事終電に乗り込む。
今日も終電は満員気味で、座り損ねた俺はドアに肩を寄り掛けて立ったまま発車まで待つことにした。

東武東上線の最終電車は、山手線の最終電車が池袋駅に到着しない限り発車しないという暗黙の了解的なシステムが適用されている。
要するに山手線に乗っている東武東上線の乗客を待っているワケなんだけど、有り難いようで迷惑な方式だ。
待てば待つほど終電は満員状態が増していくのである。

今日は山手線が到着していない状態で満員状態。

ここに更に乗客が乗るのか…ハァ…。
えっ!?イヤ…マジで無理ッ!ムリィイィイィイ!!

山手線の到着で満員状態から超満員状態になる車内。
背中の方向から自分の力ではどうにも押し返せない圧力が掛かり、ドアにベットリと押し付けられる俺。
もし、このドアがところてんを作る木の箱の先端だったらキラキラ透き通った綺麗な俺が物凄い勢いで飛び出しちゃうよ。
そんな事考えてる間に電車は緩やかなカーブに突入。
電車のわずかな傾きにすら耐えれず倒れこむように乗客は波打ちます。
それと同時に背後からの圧力は増し、カバンを持っていた俺の左手と俺の股間がグリグリと当たりだす。

『エッ!?イタタタ…潰れる。このままじゃボクの大事なタマタマが潰れちゃうっ!!』

当らないように腕を移動させたくても片腕すら動かす隙間もなく、全乗客の体重が俺の股間へと集中していく。

『イタタタ!押すな!!マジでタマ潰れるぅ~!!(>д<)ぎゃあ~!』

口から泡が出そうな状況下、いつの間にか押されて俺の横には美女が!
(*´д`) ハァハァ いっそ、あんたに潰して欲しい!

『ああぁぁあああぁあああああ!潰れる!!死んじゃう!!!!』
妄想に浸る間もなく強烈な圧力は俺の左手と股間を、すり鉢に入れたゴマゴマ擦り棒の如く潰していくのであった…。

やっぱり終電は嫌いです。

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